15年エンジニアをやっていますが、普段周りの非エンジニアの人や妻に、
「エンジニアって何してるの?」
と身もふたもないことをよく聞かれます。結論、ITスキルを使って、人の暮らしや仕事が便利になるように仕組みを作っています(理想的には)。
今日はITエンジニアがどのような仕事なのか簡単に説明します。
そもそもITエンジニアって何?
ITエンジニアとは、情報技術(IT)に関わるエンジニアである。
Wikipedia(ITエンジニアの項より)
これだけだとなんのこっちゃですが、要するにITを取り扱うエンジニアを総称して「ITエンジニア」と呼びます。
黎明期はそれほど裾野が広くなく、範囲は狭かったようですが、現在は「ITエンジニア」と一括りにするには種類が多すぎますね。
よく言われるのはWeb系、SIerですが、私はどちらかというとSIerでITエンジニアとしてのキャリアを積んできました。(SIerでも会社によって業務内容はまちまちですが。)
ITエンジニアの種類をまとめているサイトがありますので、こちらをご覧ください。
ITエンジニアは何ができるの?
で、一体ITエンジニアは何ができるの?と聞かれると一瞬「うっ」てなります。
私が就職した頃(15年位前)の一般的なイメージのITエンジニアは朝から晩まで時には翌朝までパソコンの前に座ってカタカタ…タァーンとキーボードをたたいているイメージでした。
まあ概ね間違ってないです。
ではそのカタカタパーンの成果は一体何なのかというと、皆さんがお仕事で使う業務システムであったり、インターネットで利用するWebシステムを作ってたりします。
所謂システムが作れます。
一人だと結構難しいですけどね。
厳密に言うと、システムの1機能であったり、画面やバックグラウンドで動くプログラムを作ったり…それだけではなく、お客さんと調整をしたり、そのための資料を作ったりもします。
パソコンに向かっている時間は多いですが、コミュニケーション能力が決して不要というわけではなく、他の仕事と比べてもかなり重要な要素となります。
ITエンジニアにはITスキルだけではなく、コミュニケーション能力も必要。
ITエンジニアの仕事はきつい?きつくない?
私が就職した15年ほど前はIT業界は「新3K」と呼ばれ、就職先としては敬遠されていました。
それが15年もすると、ITエンジニアがなりたい仕事No.1になったりして、隔世の念を感じずにはいれません。
確かに労働環境は以前より改善されたように思います。
100時間以上の残業とか普通でしたからね。
とは言え、きつくないかと言われると、私は「他の仕事と同じですよ」と答えるようにしています。
なぜなら、
- 何かを顧客に提供してお金を稼ぐことは他の職種と同じ。
- スケジュールを立ててプロジェクトを遂行することも他の業種と同じ(はず)。
- 専門としてITを取り扱っているに過ぎない。
他の職種と異なるところは「IT」を取り扱って商売をしている、というところだけだと思っています。
だから決してITエンジニアだけがしんどいとは思いませんし、比べて他の業種が楽だとも思いません。
会社や業務によることが多いと思っています。
ITエンジニアの仕事のきつさは他の仕事と変わらない。(と私は思っている)
ITエンジニアにはなるべき?
昨今、ITエンジニアになりたい人が増えています。
これ自体は歓迎すべきことだと思います。
但し、ITエンジニアが他の仕事と比べて、「楽」で「儲かる」という意識でなりたいと思っているのであれば、なるべきではないです。
最近では「リモートワーク」「服装自由」や「オフィスのおしゃれさ」など自由なイメージをIT企業も増えています。
確かにそういうのって憧れますよね。私もいいなと思います(笑)
だがしかし!
実際の作業は泥臭いことも多いです。
特にプログラミングや不具合調査、レスポンス改善なんかを行うときは超地味な作業がたくさんあります。
なかなか結果出ないし、疲れるし、意味わからんことだらけだし、思うように動かないし…そういう作業をイメージして「ちーん」となる人はやめたほうが無難です。
今まで見てきた新人で伸びなかった人たちはみんな泥臭いことを避けていました。
ですが、そういった問題を解決した瞬間の達成感は「キ、キモチイーーー!!」です。
私が今までエンジニアをやってこれたのはこの「キ、キモチイーーー!!」があったからこそとも言えるでしょう。
これを体感したい人たちはぜひIT業界に足を踏み入れてみてください!首を洗って(笑)お待ちしています。(それまで仕事続けなくちゃ…!)
平均年収は他業種に比べて高いです。ただし平均なので平均未満の会社も多いことだけはお伝えしておきます。私は会社員時代から平均年収より高めでした。とだけ言っておきます。
ITエンジニアは泥臭いことが嫌いな人はやめたほうがいい。達成感を体感したい人はぜひお待ちしてます。
ではまた。