【積み上げが大事】一足飛びにできる方法はない。コツコツ積み上げよう

まさおです。
ずっと何か自分の中の才能が目覚めて、人生をイージーモードにしてくれると思っていました。
でも自分の人生を助けてくれたのは15年程続けて積み上げてきたエンジニアとしての経験とスキルでした。

成長曲線のお話。

成長曲線は本来、人の身体的成長を表すグラフのことですが、学力、スキルやビジネスにも適用されます。

最初は緩やかに、そしてある地点で急激に成長し、成熟期を迎えます。

一度くらい見たことあるんじゃないでしょうか。

人のビジネススキルも成長曲線の繰り返しで、最初はゼロからのスタートで、コツコツ積み上げた結果、どこかで一気に成長し、また違うスキルをコツコツ積み上げて、どこかで成長し…を繰り返しているのだと未だに日々実感しています。

私の成長曲線

私の新人時代のお話（自分語りです笑）

新人プログラマーとして社会に出た時、私のプログラミングスキルは限りなくゼロに近かったです。
というのも、大学時代に授業でやったプログラミングは全然意味が分からず、友人のスキルとインターネットを駆使して、何とか単位を取得するような状態でした。
幸い純粋な情報工学部ではなかったので、そこまで卒業の壁になりませんでしたが、プログラミングには苦手意識がついてしまっていました。（なんでIT業界に入ってん！っというツッコミが聞こえそう）

入社してからも同期はプログラミング経験者で、どんどん案件を振られていましたが、私は電話取りとお茶汲みがせいぜい(笑)
部署の違いがあったとはいえ、正直焦りはありました。
やべー、成長してない。

一番最初に入った案件はテスター。ヤバいくらいポンコツからのスタート

ようやくアサインされた案件ではテスターでした。
協力会社のプログラマーが書いたプログラムのテストです。
そのプログラマーは私より年下でしたが、キャリア数年で当時の私から見てコードを書ける人でした。（今見たらたぶん違う）

当時の私がどれくらいのレベルだったかと言うと、ローカル変数名（関数ではない）をネットで検索するほどのポンコツでした。

コードを理解することが全然できなかったので、とりあえずデバッグで動かしまくりました。

これはこう動くのか、こう書いたらこんな動きをするのか…！

ひとつひとつ学習していきました。
が、当時一緒に仕事していた上司（部長）には毎日怒られてました。
毎週日曜日は憂鬱でしたね。ガンダムのDVDを見て心の平穏を保つ日々でした…

ようやくプログラマーのキャリアがスタート。帳票の無限出力…！

そうして半年ほど経過したころ、開発案件が私に振られてきました。
業務システムの帳票出力プログラムでした。

そこでもやらかします。

リリース後、本番で帳票が出力されて止まりませんでした(笑)
いわゆる無限ループです。ループのブレーク条件が漏れていて、ずっと同じ帳票を出力し続ける地獄を生み出しました。
いや、単純にテストパターン不足ですが。

その後はまあ、普通のスキルはあるよね、という事でエンジニアとして上流から下流まで一通りを経験して、リーダーとしてスキルを少しずつできることを増やして、マネージャーもちょっとやったりしながら現在に至ります。

まあそんなポンコツプログラマーからのスタートでしたが、なんとかかんとか約15年ITエンジニアとして生き残ることができました。

一足飛びにできることなんて一度もなかった

才能が爆発することはなかった

私は中二病なんで、どこかで才能が開花してスーパーサイヤ人になった孫悟空みたいに爆発的に強くなるんだろうと思ってました。
今思うに、そんなことは一度もありませんでした。残念なことに。

理解が一気に深まることはあります。これは間違いない。
でもそれは天才だから一気に理解できたわけではなく、おそらくそれまでの積み上げが重なって、理解できるようになったに過ぎない。

私も含め、残念ながら世の中の9割ぐらいの人は凡人です。
いきなり最初からできる人なんてほとんどいません。

DAYS

才能が爆発することを期待するより、たぶん、一つずつ積み上げて、少しずつできることを増やして、少しずつ人生をイージーモードにするほうがコスパいいです。

積み上げましょう。

全ての凡人に捧げる青春マンガの最高峰　DAYS

ほんとこれ、凡人じゃなくてもいいからみんなに読んでほしい。
アニメにもなっているので、おそらく見たことある人も多いと思いますが、凡人以下の柄本つくしだけでなく、それぞれが積み上げていく様をぜひ読んで、泣いてもらいたい。

大切なのはなにかを始めること
それを続けること
そして真摯に向き合うこと
積み木のように崩れても
何度でも積み直して
時に誰かの力を借りて
時には誰かを手伝って
一人でできないことも
仲間がいればできるんじゃないだろうか