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【マネージャー論】いいマネージャーの条件は役割を理解できる事。

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「それでも勝てる自分の武器をこれからお前は死ぬ気で探せ。その代わりお前が背負ってきたもんの半分は、これから俺が命懸けで背負ってやるよ」

GIANT KILLING(1)

(あらすじ)本当にいい監督はゲームを面白くしてくれる!イングランド帰りの達海猛は弱小フットボールチームETUの監督に就任する。負けに慣れ続けたチームを再生し、ジャイアントキリングを起こせるか?!

よいマネージャーの条件とは

よいマネージャーの条件はたくさんありますが、私は

役割を理解し、遂行できる事。

だと思っています。

マネージャーに限らずですが、サッカーで言うと、マネージャー、プレーヤー、コーチ、サポーター…

これらはあくまで役割を示す言葉にすぎません。

マネージャーはマネジメントする事が仕事。

プレーヤーはサッカーをプレイする事が仕事。

それぞれにおいて役割があり、いいチームは各々がそれらの役割を理解して、遂行する事ができるチームを言います。

(もちろん、突出した個が存在すれば、それらの役割を超越して補う事もありますが…あくまで例外です。)

自らの役割を越えて背負うとロクな事がない。

一時期、僕の周りでは「プレイングマネージャー」と言う言葉が流行りました。

野球でも古田監督や谷繁監督がプレイングマネージャーとして話題になりましたよね。

これ、ほとんどの場合はロクな事がありません。

実際に古田監督も谷繁監督も選手専任時代と比べて、成績が落ちました。

人手不足の現代社会では致し方のない部分もありますが、原因は明確です。

マネージャーとプレーヤーでは役割の質が違いすぎるからです。

自らの役割を理解せよ。

例えばサッカーではプレーヤーと言うと幅がありすぎますが、プレーヤーとマネージャーの違いは明確です。

プレーヤーはフィールド上でサッカーをする。

マネージャーはフィールド外で指示を出す。

プレーヤーはゴールを決めたり、守備をしたりできますが、マネージャーはフィールドに入る事ができません。

明確に役割が異なります。

マネージャーの役割はプレーヤーにゴールをいかに決めさせて、ゴールをいかに守らせるかにあります。

つまりプレーヤーをどのように動かすかを考えるのが仕事です。

達海監督は低迷するチームを長年背負ってきた村越選手のキャプテン解任にあたって、

「お前はプレーヤーなんだから、マネージメントまでもう背負う必要はない。その代わりプレーヤーとしての役割を果たせ」

という冒頭のセリフでハッパをかけます。

達海がプレーヤーとマネージャーの役割を明確に理解し、マネージメントを行いました。

今僕がこんなこと言われたら泣いてしまうかも(笑)

役割を明確にした上で遂行する。

役割が明確になる事のメリットは

  • 自分のやる事が明確になる

事です。

やる事が明確になる事で、自分のリソースを集中できるし、何より余計な事をしなくて済みます。

リソースの分散、逐次投入が悪手なのは歴史の示すところです。(これについてもまた書きたい。)

監督は監督の、選手は選手の明確になった自らの役割を遂行すればいいわけです。

まあ、これがなかなか難しくもあるわけですが…

これについてもまたジャイアントキリングのお話を追いながら書きたいと思います。

まとめ

GIANT KILLINGは2018年12月現在で49巻まで刊行。まだ週刊モーニングで連載は続いています。

終わりが見えないストーリーですが、監督が主人公の珍しい作品ということもあり、ビジネスにも応用できる作品です。

是非ビジネスマンにも読んで頂きたいですね。

ではまた。

ABOUT ME
まさお
都内で10数年エンジニアをしています。 妻と息子(2018年生まれ)の3人家族。 レガシーおじさんです。