まさおです。10年以上IT業界にいます。
今はフリーランスエンジニアとして働いています。
結論、ホントです。※ただし条件あり
・フリーランスエンジニアには、未経験から数年の現場経験があればなれます。
・然るべき経験を「正しく」数年積んで成長すれば、フリーランスとして通用するべき能力を身に付ける事は可能。
・但し、「人による」事を意識するべし。数年経験するだけではフリーランスエンジニアになれてもその後、通用しない。(ジリ貧)
ITエンジニアとして通用する人は数年で一人前になっている
これまで15年間のITエンジニア生活で数多くの新人エンジニアを見てきました。
その中でも一人前に通用するエンジニアになった人たちに共通することがあります。
それは未経験で入ってきて、3年程度経過すると小さなプロジェクトであれば一人称で遂行できるようになる、という事です。
以前私の所属していた会社では通常1年目はプログラミング、3年目からプロジェクトに入り設計もやる、5年目でお客様との調整にも加わる、レベル感でのOJTが主でした。
5年程度で小さなプロジェクトを主体的に任せるレベルになってくれれば御の字、というレベル感です。
ところが私のチームではできると判断すれば、年次をすっ飛ばして次のレベルに移行する、というようなことをしており、大体できると判断されると、3年程度で小規模プロジェクトを任せていました。
彼らはスケジュールや増えたタスクの処理に当初は苦労するものの、人の力を借りたり、自分で学んだりしていきながら、一つプロジェクトをやり遂げることでさらに成長し、自分の元から旅立っていきました(異動!)。
退職しても転職先で立派にやっているようです。素晴らしい。
このように、ITエンジニアとして通用する人材になるためには5年も必要ありません。
まあ当然5年経っても任せられなかったりする人材もいるわけですが(教育の失敗の可能性も高いけど)。
彼らはどのような人材であったか
ではそもそも彼らは超デキる人材であったのか。
正直なところデキる人材ではありました。
ただ何もしなくてもできるような天才ではありませんでした。
入社当時はプログラミングと言っても学校で学ぶレベルしか身に付けていませんでした。
当然業務で使えるレベルではありません。
かと言ってプログラミングを天才的なスピードで身に付けたりできたわけでもありません。
ですが、共通して彼らが行っていたことがあります。
- わからないところはまず自分で調べる。
- それでもわからないところは必ず誰かに聞く。
- スケジュールは必ず上司(私)に報告する。
- 懸念事項も上司(私)に報告して相談する。
どうです?わりと当たり前の事でしょう?
彼らに共通することは「当たり前の事を、当たり前にやる」ことでした。
逆にこれらができていない人は例外なく伸びませんでした。
ITエンジニアがフリーランスエンジニアとしてやっていけるかどうかはもちろんITスキルも大きな要素ですが、それ以上に必要なことは「当たり前の事を、当たり前にやる」事が大事です。
未経験からITエンジニアをこれから目指す人へ
未経験からプログラミングを学び、ITエンジニアを目指す人が増えていると聞きます。
業界の裾野が広がること自体は私は非常に歓迎しており、未経験から決して低くない壁を登ろうとしている人たちに敬意を表したいです。
ITエンジニアは非常にやりがいのある仕事です。
お客さんの問題を解決できたときなんかは達成感がやばいです。
ただ、長く続けていくためには、ITスキルはもちろんの事、ビジネスとして、当たり前のことをやることが大事だと私は考えています。
あくまでお客さんの問題解決する事がITエンジニアの仕事ですからね。そのことを忘れないように私も気を付けなくては。
・当たり前のことを、当たり前にやることが大事
・ITエンジニアの仕事はお客さんの問題解決をする事
・これらを忘れず、日々行動する事
ではまた。